ユーザー車検

はじめに

初めてユーザー車検というものを体験してみました。
動機は次の通りです。

24ヶ月点検

 まず、24ヶ月点検をしなければいけないのだが、自分の持ってる点検簿は簡略化される前ものなので、点検しなくても良い項目を線で消してから作業を始めた。作業といってもオイルの量を確認したり、プラグの状態を確認したり、パッドの減り具合を確認したりと、点検項目の半分ぐらいは特殊工具がなくても自分でできる項目です。

 あとは、近くのタイヤ屋さんでオイルとフィルターの交換をして一応完了。といっても空白の項目がいくつかあるけど、車検後に点検してもOKなのでそのままとしといた。

車検の予約

 自分の車は多摩ナンバーだけど車検はどこの陸運でも良いので、一番近い横浜の陸運で車検を受けることにした。予約は1週間前からで午前か午後を選ぶことになります。午前の場合だと、不合格でもその日なら何度でも受けることができるので午前がお薦めです。

 予約は電話でするわけですが、これがなかなか予約がとれません。最初、会社のお昼休みに予約しようと電話したら、もう既に遅く1週間以内はすべて埋まっていました。(電話の対応はコンピューター式です。)

 次の日、予約開始の8時30分に電話をしたら、今度はなかなかつながらない。リダイヤルしまくりの結果、やっとかかったのが9時ちょっと過ぎでした。つながってしまえばこっちのもので1週間後の午前の予約が取れた。この時、予約番号がもらえるのでメモっとく。

予備車検の予約

 車検と同じ日に予備車検も予約しておいた。予備車検は絶対必要というものでなく、実際の車検と同じような検査をやり、不具合が出たらその場で直してもらえます。車検の予行演習にもなり、不安なら受けておいた方が良いでしょう。予備車検場は、陸運のそばに何件かあります。ユーザー車検お断りのところもあるらしいので、事前に確認をした方が良いでしょう。

 ちなみに、私がお世話になった予備車検場は、栄和自動車(株)横浜予備車検場でした。

必要なもの

当日必要なものは
はじめの3番目までは車のグローブボックス(ロードスターは助手席の後ろ)にあるはずです。クリップボード(A4)は持っていった方が良いです。

車検当日

 当日は早起きをしてコイン洗車場に行きます。ここで、車の下回りを丁寧に洗い泥を落します。本当はボディもシャンプーで洗いたかったのですが、起きる時間が遅かったので止めときました。

 横浜陸運に行く前に近くの予備車検場へ行き、予備車検を受けます。作業は10分もかからず、アッと言う間に終ります。この時にスピードメーターに誤差があるようで、メーターが43km/hを指すぐらいが実際の40km/hらしく、車検ではメーター読みの43km/hでボタンを押すようにアドバイスを戴いた。(^^)

案内
案内

 そして、陸運の入口専用の門を入ります。敷地内には番号が付いた建物がいくつか建ってあり、ユーザ車検は次のような流れとなります。

4番の建物で申請書(30円)の購入と検査料(1,400円 *1)の支払いを行います。そして、そのすぐとなりの窓口で重量税(25,200円 *2)の印紙を購入します。
 
*1 小型車(5ナンバー)の場合はこの金額となります。
*2 ロードスターは1tを切っているからこの金額となります。

重量(kg)重量税(2年分)
〜1,00025,200円
1,000〜1,50037,800円
1,500〜2,00050,400円

5番の建物で自動車税の支払い証明書(毎年5月ぐらいにくるやつ)と自賠責保険(新旧 *3)の書類を見せ納税確認してハンコをもらいます。

*3 自賠責保険(32,200円)陸運の近くにある代書屋で加入できます。

2番の建物7番の窓口で受け付けをします。 この時に諸々の書類、点検簿、予約番号が必要です。書類の書き方は窓口の近くに例があります。ちなみに、その時の会話は次の通りです。

本人:「継続検査の受け付けはこちらですか?」
窓口:「はい。書類を出して下さい。点検簿はありますか?」
本人:「はい。これです。」
窓口:「この消してるところはなに?」
本人:「省略になった項目です。」
窓口:「・・・・。ここ空白になってるけど、どうして?」
本人:「自分でできるところだけやりました。」
窓口:「全部やらないとだめなんだよね〜。」
本人:「はい。」
窓口:「・・・・。ラインの5番か6番に入って。」 「今回は初めて?」
本人:「はい。」
窓口:「じゃあ、まず見学してから入って。いきなり入っちゃだめだよ。」
本人:「は〜い。」
というように、受付が完了するとラインの入る番号が指示されます。

検査ライン

 初めてなので、近くにいた検査員(?)に許可を得てラインを見学させてもらった。数分見学して流れが掴めたので、検査ラインに入ることにした。

 ラインの入口では検査員が待ち構えていて、そこで・形式番号の一致性・灯火類などの検査を行います。ここで、初めてだということを伝えると親切に教えてもらえます。

ラインの入り口
ラインの入り口

 ラインの5番に入るとそこからは無人でまず信号があります。 この信号のところにボタンがあり、駐車ブレーキが"前"か"後ろ"かを選択するボタンがあります。(迷わず"後ろ"の方を押した。)

 信号が青になってから進むと、前ブレーキ・スピードメーター・後ろブレーキ・駐車ブレーキの検査があります。ブレーキは思いっきり踏んだ方が良いです。(一度×になってしまった。)スピードメーターは予備検査場で言われた通り、43km/h付近で押したら○となりました。(40km/hで押したら×だったんだろうか?)ここでは、駆動輪が前か後ろかによって、ローラーに乗せる車輪が変わるので、あらかじめ把握しておく必要があります。

ラインの中
ラインの中

 次に光軸・排ガスの検査を経て、更に進むと下に穴があるところの上に車を止め、下回り検査をされます。この時、エンジンを止め、ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたりと掲示板で指示されるのでそれに従います。

 検査が終り、打刻装置に検査表を入れ、(それぞれの検査が終わった時も忘れずに打刻する)出口付近に高速道路の料金所のようなところに係の人がいて、その人に検査表を渡します。そこで合格なら、合格印をもらえます。もし、不合格だったら、その場で理由を聞いた方がよいでしょう。

 ラインの検査が合格だったので、受付をした2番の建物に戻り7番窓口のすぐ隣に諸々書類を提出しました。数分待った後、念願の新車検証とシールを貰いました。(^_^)

 新しい車検証はB5からA4へと大きくなってしまいました。

終わって

 書類の手続きは初めてだったので、どこで何をしたらよいか結構戸惑ってしまったが、ラインでの検査自体は結構あっさり終わってしまった。この日は、会社を一日有給休暇を取ったが半日で十分余裕でした。

 今回かかった費用は次の通りです。前回、シビックをディラーに任せた時は13万かかたので、約半分で済みました。(条件はちょっと違うけど)

予備車検費用3,800円
書類代30円
検査手数料1,400円
重量税25,200円
自賠責保険31,200円
合計 61,630円