RAZOR

RAZOR
 何気なく買ってしまったRAZORですが、これがまた面白い。滑ってよし、カスタムしてよし。結構奥が深いぞ。ちなみにキックボードと呼ばれているが、キックボードはK2の商品名なのだそうな。総称としてはスティックボードがふさわしいかな。

ベアリングの交換

 乗り心地改善のためにベアリングを交換してみました。ノーマルのベアリングはあまりスムーズに回らないです。試しに手でウィールを回してみると、数回転して後にブレーキがかかるように止まってしまいます。

 ベアリングは東急ハンズの町田店で購入しました。よく覚えてませんが、日本製のベアリングだったような気がします。必要な工具としては5mmの六角レンチが2本必要です。この2本の六角レンチを使用してウィールを外します。何も難しいことはありません。あとはウィールからベアリングを外すのですが、割り箸等で反対側から反対側のベアリングをつついてやると簡単に外れてしまいます。交換した後は逆の作業をするだけです。

 交換後の感想ですが、手で回してみると数倍回るようになってました。それにブレーキがかかるような止まり方はしなくなりました。とても期待できます。ということで、早速走行してみましたが、不思議と何も変わってないように感じました。
ですが、ノーマルと乗り比べるとその差がはっきりしました。わずかながら、細かい振動を拾わなくなったし、ひと蹴りで数m多く進むようになったのです。劇的変化は少ないようですが、基本性能はアップしているようです。

 後日、東急ハンズの横浜店でスイスボーンズのベアリングが装着されたJDRAZOR2000の展示品を発見しました。試しにウィールを手で回してみましたが、なんとこれが回る回る。永久に回り続けるような感じです。さすがスイスボーンズです。いずれはこれに変えてみたいけど、とても高いです。確か4個(RAZOR1台分)で4,000円ちょっとしたと思います。

ウィールの染色

ダイロン マルチカラー 400円
 RAZORのカスタムの定番、ウィール染めに挑戦してみました。染料はダイロンの2番を使用しました。ダイロンは手芸屋さんで入手できますが、最近はRAZORといっしょに並んでいることが多くなってきてるようです。染料以外に必要なのは鍋です。鍋は100円ショップ等で売っている安い鍋で十分でしょう。試してはいませんが、1.5リットルのペットボトルでも代用できそうです。それと割り箸とかひもがあればいいでしょう。

 手順、温度、時間等は説明書にあるので割愛しますが、簡単に作業手順を説明します。

 ウィールは本体から外し、あらかじめ洗っておきます。油等で汚れていたら染料がはじいてしまうかもしれません。また、ウィールは透明の物にしておいた方が良いでしょう。はじめから色付きだと染めてもわからないかもしれません。

 それではまず、鍋でお湯をわかします。お湯がある程度の温度(60°〜70°)に達したら、染料を入れます。もし、ペットボトルを使用する場合は、沸かしたお湯をペットボトルに入れます。その後、ウィールを入れるのですが、この入れてる時間によって色の濃さが決まるので、ひもでウィールを吊しながら入れるといいかもしれません。希望の色に染まったら、あとは水で軽く洗って出来上がりです。

染色中 ウィール
ウィールを染色中(左)と黄色に染め上がったウィール(右)

ボディのイエロー化

 ノーマルのアルミでもいいんだけど、どうも味気ないし、みんなと違うものをということでボディを黄色にしてみました。本当ならばスプレーでやりたいところですが、今回はカッティングシートを貼ってみました。これならば今の色に飽きた時は、はがして簡単に別な色に変えることができます。

 カッティングシートは東急ハンズの町田店で購入しました。近くに東急ハンズがない時はどこの画材屋さんでも手に入ると思います。一応、屋外に強いと思われる3Mを選択しましたが、たぶんどれでも良いでしょう。

 カッティングシートを適当な大きさにカットして貼り付けるのですが、そのまま貼っては空気が入ってしまいます。この時は、家庭用洗剤を数滴入れた霧吹きでボディとカッティングシートの朔の面に吹き付けます。そうするとことによって、ちょっとしたずれを補正したり、空気が入った場合でも後から外に逃がしてやることができます。貼り付けた後は水分を外側に押し出してやります。これは車のガラスにスモークフィルムを貼るのと同じことです。

 曲面に対してはドライヤーで熱をあてながら、じわじわと貼ります。カッティングシートに熱をあたえると縮むので、この原理を利用します。たぶんこれが一番難しい作業でしょう。

 一通り作業し終わった後、どうしても空気が入ってしまった場合は、針で穴を開け空気を逃がしてやります。針の穴なので気になるほどの穴にはなりません。

 出来上がりは塗装したのと同じような感じになりました。今回は可動部分には貼っていないので、細かいところに中途半端さが残りますが、まずまずの出来だと思ってます。

ライトとバーエンドバーの装着

TIOGA Power Studs MODEL BES-204 2,000円
 夜道には安全上あかりが必要と判断し、小型のライトを取り付けてみました。デザイン的にはスッキリしていて、カーボン調の柄が気に入ってます。機能としては通常の点灯、点滅、それと3つの電球が順番に光モードが付いています。ただ、それほど明るくはないのが残念です。

 東急ハンズをぶらついている時にちょうどボディと同じ黄色、ちょうどいい大きさのバーエンドバーを発見し、衝動買いしてしまいました。取り付けはいたって簡単です。グリップの先1cmぐらいをカッターで削り、六角レンチを使って付けるだけです。

ライト
ライトとバーエンドバー

サスペンションフォークへの交換

Park Tool usa Road Wrench Pedal & Headset RW-3(15mm/36mm) 1,400円
SHIMANO SPECIAL GREASE DURA-ACE 700円
 東急ハンズの横浜店でJDRAZOR2000のサスペンションフォークを発見してしまいました。前から振動が気になっていたし、ちょうどいいサスペンションないかなって思っていたところだったのです。値段はちょっと高めで約5,000円です。

 フォークの交換には36mmのヘッドレンチが2個必要です。ある店の人に1個で十分と言われ1個だけ買っていったけど、締め付ける時に固定用にもうひとつ必要でした。あと、グリスも必要です。

 交換方法は...文章で表現するのは難しいけど、まず六角レンチで真ん中の筒を押さえている下側の部分を緩めます。(表現が難しい...)緩んだらのその筒をひたすら回して取り外します。次に2個のヘッドレンチを使って、フォークを外します。この時もひたすら回し続けます。外すと上下にベアリングが出てきます。ベアリングを元に戻す時は古いグリスをふき取って新しいグリスを塗っておきます。(ある雑誌にはこれでもかという程塗るように書いてました)サスペンションフォークに換えて、今までの作業の逆を行います。

 仕上がりはとっても格好いいです。特にバネの赤色がいい味出しています。それで肝心の乗り心地はどうかというと、それほど変わってないように感じます。あまりはっきりとした違いはわかりませんでした。もしかして、体重のせいでバネが縮みきっているのかもしれません。というわけで、ちょっと期待外れではあるけど、見た目が格好いいのでとりあえず満足してます。

サスペンション
RAZOR2000のサスペンション